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ブックメーカーのオッズ計算|合成オッズ・控除率の出し方

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デシマルオッズ(1.85・2.10・3.40)が並ぶオッズ盤のイメージ。数字は表示形式を示す例示

オッズは、賭ける前に「いくら戻るのか」「胴元の取り分はいくらか」を自分で確かめるための数字です。このページでは、3種類の表示形式と変換、払い戻しの計算、日本語で2つの意味を持つ合成オッズ、インプライド確率、そして控除率(ブックメーカーのマージン)の求め方までをまとめます。使う計算はほとんど1つだけ、オッズの逆数を足すという操作です。

オッズとは

オッズとは、賭けた金額が的中時に何倍になって戻るかを示す数字です。オッズが高いほどリターンは大きくなりますが、その分だけ的中の見込みは低い(=起こりにくいと評価されている)ことを意味します。逆にオッズが低いほど戻りは小さく、的中しやすいと見られています。オッズは各ブックメーカーが独自に設定し、賭けの動きや試合状況に応じて変動します。

オッズの3つの表示形式

ブックメーカーのオッズには主に3つの表示形式があり、多くのサイトでは設定から切り替えられます。日本語ユーザーには、計算がそのまま払い戻し額になるデシマル(小数)形式が最も分かりやすいでしょう。

形式 表記例 意味
デシマル(ヨーロピアン) 2.50 賭け金が2.5倍になって戻る(賭け金を含む)
フラクショナル(イギリス式) 3/2 賭け金に対して得られる「利益」の割合
アメリカン(マネーライン) +150 / -150 100を基準にした利益額(プラス)または必要賭け金(マイナス)

表示形式の変換方法

  • フラクショナル → デシマル:「分子 ÷ 分母 + 1」。例:5/2 = 2.5+1 = 3.50、3/1 = 4.00、1/2 = 1.50。
  • アメリカン(プラス)→ デシマル:「数値 ÷ 100 + 1」。例:+200 = 3.00、+150 = 2.50。
  • アメリカン(マイナス)→ デシマル:「100 ÷ 数値 + 1」。例:−150 = 約1.67、−200 = 1.50。

払い戻しの計算(オッズ計算)

デシマルオッズなら計算はとてもシンプルです。

  • 払い戻し額 = 賭け金 × デシマルオッズ
  • 利益 = 賭け金 ×(デシマルオッズ − 1)

たとえばオッズ2.50に1,000円を賭けて的中した場合、払い戻しは 1,000 × 2.50 = 2,500円(うち利益は1,500円)です。オッズ1.80なら 1,000 × 1.80 = 1,800円(利益800円)。賭ける前にこの2つの式を当てはめれば、戻る金額がすぐに分かります。

合成オッズは日本語で2つの意味を持つ

オッズ4.00・6.00・12.00の3枚のパネルが1枚の2.00にまとまるイメージ — 同一レースの複数買い目の合成オッズ

「合成オッズ」という言葉は、場面によって指すものが変わります。どちらを計算したいのかで式がまったく違うので、先にそこを分けておきます。

場面 的中の条件 合成オッズの式
同じレース・同じ試合に複数の買い目を持つ(競馬や競艇の多点買いなど) 当たるのは多くても1つ 1 ÷(1/オッズ① + 1/オッズ② + …)
別々の試合を1枚のベットにまとめる(マルチベット/パーレイ) 全部当たって初めて的中 オッズ① × オッズ② × …

「どれか1つ当たればいい」のか「全部当たらないといけない」のか。この違いがそのまま足し算と掛け算の違いになっています。日本語で単に合成オッズと言うときは前者を指すことが多いので、まずそちらから見ていきます。

① 同じレースで複数の買い目を持つとき

式は次のとおりです。

合成オッズ = 1 ÷(1/オッズ① + 1/オッズ② + …)

ただし、この式が成り立つのはどの買い目が当たっても払い戻しが同じ額になるように資金を配分したときです。同じ金額ずつ買うと当たった買い目によって戻る額が変わるため、1つの数字にまとまりません。ここを飛ばしている解説が多いので、注意してください。

例として、オッズ4.0・6.0・12.0の3点を買うとします。

  • 逆数の合計:1/4.0 + 1/6.0 + 1/12.0 = 0.25 + 0.1667 + 0.0833 = 0.50
  • 合成オッズ:1 ÷ 0.50 = 2.00
  • 資金配分:逆数の比 0.25 : 0.1667 : 0.0833 = 3 : 2 : 1。総額6,000円なら3,000円・2,000円・1,000円。

確かめてみます。3,000 × 4.0 = 12,000円、2,000 × 6.0 = 12,000円、1,000 × 12.0 = 12,000円。どれが当たっても6,000円が12,000円になるので、合わせて2.00倍のベットを1本したのと同じことになります。

点数を増やすと合成オッズは下がる

オッズがすべて同じ買い目をn点そろえた場合、式はもっと簡単になります。

合成オッズ = オッズ ÷ 点数

点数 オッズ5.0のとき オッズ10.0のとき
2点 2.50 5.00
3点 1.67 3.33
4点 1.25 2.50
5点 1.00 2.00
6点 0.83 1.67
10点 0.50 1.00

合成オッズが1.00を下回ると、的中しても投じた額より戻りが少なくなります。日本語ではこれをトリガミと呼びます。オッズ5.0の買い目なら5点そろえた時点で増減ゼロ、6点目を足した瞬間に「当たっても負ける」買い方に変わる、ということです。点数を増やせば的中率は上がりますが、取り分はその分だけ削れます。買う前に合成オッズを出しておけば、どこが分かれ目かは先に分かります。

② 別々の試合を1枚にまとめるとき(マルチベット)

複数の選択を1枚の賭け券にまとめるマルチベット(アキュムレーター/パーレイ)では、各オッズを掛け合わせた数字が適用されます。

合成オッズ = オッズ① × オッズ② × オッズ③ …

3試合をそれぞれオッズ1.50・2.00・1.80で組み合わせると、1.50 × 2.00 × 1.80 = 5.40。ここに1,000円を賭けて全て的中すれば、払い戻しは5,400円(利益4,400円)です。少額で大きなリターンを狙える一方、1つでも外れると全体が不的中になるため、組み合わせる試合数が増えるほど難度は跳ね上がります。リスクを抑えたい場合は試合数を絞るのが基本です。

インプライド確率(オッズが示す勝率)

オッズは、ブックメーカーが見込む「その結果が起こる確率」を裏返した数字でもあります。デシマルオッズから次の式で求められます。

インプライド確率(%)= 1 ÷ デシマルオッズ × 100

デシマルオッズ インプライド確率(目安)
1.50 約66.7%
2.00 50%
4.00 25%
10.00 10%

気づいたかもしれませんが、これは合成オッズで使った「1 ÷ オッズ」と同じ数字です。逆数はそのまま確率、その合計の逆数が合成オッズ、という関係になっています。自分が見込む勝率がインプライド確率より高いと考えるなら、そのオッズは妙味あり(バリューベット)と判断できます。

控除率とマージンも同じ足し算で出せる

100の目盛りを少し超えたところが橙色に光る計測バーと105.26の表示 — オーバーラウンドのイメージ

ここまで繰り返し使ってきた「オッズの逆数を足す」という操作は、そのままブックメーカーの取り分を出す計算でもあります。ある試合のすべての結果についてオッズの逆数を足すと、合計は必ず100%を少し超えます。この超過分がオーバーラウンドです。

二者択一の試合で両方のオッズが1.90なら、1 ÷ 1.90 = 0.5263 が2つで、合計は 1.0526(105.26%)

ここで前の節を思い出してください。この合計の逆数、つまり 1 ÷ 1.0526 = 0.95 は、すべての結果を買ったときの合成オッズにほかなりません。何が起きても95%しか戻らない。つまり還元率95%、運営側の取り分5%です。合成オッズと控除率は、名前が違うだけで同じ計算をしています。

ひとつ補足すると、超過分の5.26%をそのまま「マージン5.26%」と書いている解説をよく見かけますが、実際に手元から消える割合は 1 − 1 ÷ 1.0526 = 5.0% です。超過分は割る数が違うぶん、少し大きい数字になります。細かい違いですが、複数サイトを比べるときは基準をそろえておいたほうが混乱しません。

公営競技の控除率と比べるとき

日本の中央競馬では、この取り分が法律で枠づけられています。競馬法第8条は、払戻金の総額を「売得金の額に百分の七十以上農林水産大臣が定める率以下の範囲内で日本中央競馬会が定める率を乗じて得た額」と定めています。払戻率の下限が70%と法定されている、つまり控除率は最大でも30%という書き方です(実際の率は賭式ごとに違います)。合成オッズの言葉に直せば、全通り買ったときの合成オッズは1.00には届かない、ということになります。

一方、ブックメーカーは自社のマージンを公表しません。だからオッズから自分で計算するしかない、というのがこのページの結論です。同じ会社でも、注目度の高い試合とマイナー競技、単純な勝敗と細かいマーケットとでは数字が変わります。

オッズを見比べる手順

やることは4つです。

  1. 同じ試合の同じマーケットを、2社以上の画面で開く。
  2. それぞれについて、すべての結果のオッズの逆数を足す。
  3. 合計が100%に近いほうが、取り分の小さいサイト。
  4. 実際に賭けるときは、狙う結果のオッズが高いほうを選ぶ。

比べる対象はオッズそのものにしてください。ボーナスやキャッシュバックは条件つきの上乗せなので、オッズの良し悪しと混ぜると判断がぶれます。またオッズは締切に向けて動くので、比較は同じタイミングで行うこと。数分ずれただけで数字が変わることがあります。

当サイトが扱っているサイトのうち、スポーツブックを備えているのは次の3社です。比較には最低2社の画面が要るので、まずはこのあたりから。

22BET ★4.0

スポーツブックの幅の広さが持ち味で、サッカーを中心にテニス・バスケットボール・ボクシング・競馬・eスポーツまで、毎日1,000を超える試合・イベントを扱います。マイナー競技や細かいマーケットまで揃うので、比較の材料を多く持ちたいときに向きます。キュラソー当局の登録簿では、ドメイン 22bet.com に紐づく免許保持者は TechWave B.V.(会社番号165594)、ライセンス OGL/2024/1653/0930。

22BETの公式サイトを見る / 22BETのレビューを読む

ステークカジノ(Stake)★4.2

サッカー・テニス・バスケットボール・eスポーツ・総合格闘技まで扱う大型のスポーツブックで、入出金は仮想通貨が中心です。カジノと同じアカウントで使えます。登録簿では Medium Rare N.V.(会社番号145353)名義、ライセンス OGL/2024/1451/0918。

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ボンズカジノ(Bons)★4.3

カジノとスポーツブックを1つの残高で行き来できるサイトで、サッカー・テニス・バスケットボールなど主要競技をカバーします。日本語表示と24時間のチャットサポートに対応しているので、画面の用語で迷いにくいのは利点です。登録簿では Owl In N.V.(会社番号151201)名義、ライセンス OGL/2024/774/0362。

ボンズカジノの公式サイトを見る / ボンズカジノのレビューを読む

ライセンス番号の照会手順そのものは偽サイトの見分け方にまとめてあります。ほかの選択肢はブックメーカーおすすめ比較から。

高いオッズと低いオッズ

高オッズは一撃のリターンが大きい反面、的中の見込みは低くなります。低オッズはその逆で、当たりやすいぶん戻りは小さい。どちらが良いということはなく、資金管理と狙うリターンに応じて選ぶものです。本命(低オッズ)で手堅く積み上げるのか、穴(高オッズ)に少額で挑むのか、自分のスタイルとリスク許容度に合わせて使い分けるのがコツです。

オッズはなぜ動くのか

オッズは固定ではなく、試合までの賭けの偏り、出場メンバーや天候の変化、直前の情報などで変動します。発表直後のオッズ(早期)と試合直前のオッズでは数字が変わることも珍しくありません。狙ったマーケットがあるなら、ベット直前に必ず最新のオッズを確認してください。

ご利用にあたって

当サイトは世界中の日本語話者に向けて情報を発信しています。ブックメーカーの利用可否や賭けの合法性はお住まいの国・地域によって異なるため、ご利用の際は必ずお住まいの地域の法律をご確認ください。ギャンブルはお住まいの国・地域で定められた法定年齢以上、余剰資金の範囲で。詳しくは責任あるギャンブルについてをご覧ください。

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よくある質問

オッズの払い戻しはどう計算しますか?

デシマル(小数)オッズなら「払い戻し額 = 賭け金 × オッズ」「利益 = 賭け金 ×(オッズ − 1)」で求められます。たとえばオッズ2.50に1,000円を賭けて的中すると、払い戻しは2,500円(利益1,500円)です。

合成オッズとは何ですか?

日本語では2つの意味で使われ、式が違います。同じレースや同じ試合に複数の買い目を持つ場合は「1 ÷(1/オッズ① + 1/オッズ② + …)」、別々の試合を1枚にまとめるマルチベット(パーレイ)の場合は「オッズ① × オッズ② × …」です。当たるのが1つだけか、全部当たる必要があるかの違いが、足し算と掛け算の違いになっています。

同じレースで複数買ったときの合成オッズはどう出しますか?

各オッズの逆数を足し、その合計の逆数を取ります。オッズ4.0・6.0・12.0の3点なら、1/4.0 + 1/6.0 + 1/12.0 = 0.50 なので、合成オッズは 1 ÷ 0.50 = 2.00 です。ただしこの数字になるのは、どれが当たっても払い戻しが同じ額になるよう資金を配分したとき(この例なら3 : 2 : 1)で、同額ずつ買った場合は当たった買い目ごとに戻る額が変わります。

合成オッズが1.00を下回るとどうなりますか?

的中しても投じた額より戻りが少なくなります。日本語ではトリガミと呼ばれる状態です。オッズがすべて同じなら「合成オッズ = オッズ ÷ 点数」なので、オッズ5.0の買い目は5点で増減ゼロ、6点目を足した時点で当たっても負ける買い方になります。買う前に計算しておけば分かれ目が先に見えます。

デシマル・フラクショナル・アメリカンの違いは?

デシマル(例2.50)は賭け金を含めた倍率、フラクショナル(例3/2)は利益の割合、アメリカン(例+150/−150)は100を基準にした利益または必要賭け金です。フラクショナルは「分子÷分母+1」、アメリカン(+)は「数値÷100+1」、(−)は「100÷数値+1」でデシマルに変換できます。

オッズから勝率(インプライド確率)はどう出しますか?

「1 ÷ デシマルオッズ × 100」で求められます。オッズ2.00なら50%、1.50なら約66.7%、4.00なら25%です。自分が見込む勝率がこの数字より高ければ、妙味(バリュー)のあるベットと判断できます。合成オッズで使う「1 ÷ オッズ」と同じ数字です。

控除率(ブックメーカーのマージン)とは何ですか?

ある試合のすべての結果についてオッズの逆数を足すと合計は100%を少し超えます。その超過分がオーバーラウンドで、運営側の取り分にあたります。二択で両方1.90なら合計は約105.26%。この合計の逆数 1 ÷ 1.0526 = 0.95 が「全通り買ったときの合成オッズ」で、還元率95%、実際に消える割合は5.0%です。超過分の5.26%をそのままマージンと書く解説もありますが、比べるときは基準をそろえてください。

ブックメーカーのマージンは公表されていますか?

公表されていません。だから同じ試合の同じマーケットを2社以上で開き、すべての結果のオッズの逆数を足して比べる、という手順が必要になります。合計が100%に近いほど取り分の小さいサイトです。なお日本の中央競馬は競馬法第8条で払戻率の下限が70%と法定されており、控除率は最大でも30%という形で枠づけられています(実際の率は賭式ごとに違います)。