競艇

【競艇】チャレンジカップ(SG)の賭け方ガイド|グランプリ出場をかけた最終予選

※本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由の登録により当サイトが報酬を受け取る場合がありますが、評価には影響しません。

晩秋の海水水面を横一線で走る6艇(チャレンジカップ・SG)のイメージ

チャレンジカップは、毎年11月下旬に行われる競艇のSG競走です。年8つあるSGのなかでは最も新しく、1998年の創設。ただ、このレースの性格を一言で言うなら「年末のグランプリに出るための、最後の一戦」です。

理由は出場資格にあります。チャレンジカップは1月1日から10月31日までの獲得賞金上位34名で組まれ、ボートレースグランプリチャレンジカップ最終日までの獲得賞金上位18名で組まれます。つまりここが賞金ランキングを動かせる最後の機会で、優勝賞金3,700万円が一気にランキングを塗り替えます。

このページでは、レースの基本、グランプリとの関係、2026年の舞台となる常滑の水面データ、そしてブックメーカーで賭けるうえでの見どころを、開催年に左右されない賭け方ガイドとしてまとめます。日程・出場選手・オッズは主催者の発表で変わります。賭ける前に必ず各ブックメーカーとBOAT RACE公式で最新情報をご確認ください。

チャレンジカップの基本

正式名称 チャレンジカップ競走(CHALLENGE CUP)
グレード SG(スペシャルグレード)
優勝賞金 3,700万円(第28回・2025年より)
出場資格 1月1日〜10月31日の獲得賞金上位34名
開催時期 毎年11月下旬(6日間)/開催地は持ち回り
レース構成 予選4日間 → 準優勝戦(得点上位18名)→ 優勝戦6名
創設 1998年11月24日(当初は「競艇王チャレンジカップ競走」)
2026年 第29回/ボートレースとこなめ(常滑)/11月24日〜29日
直近の優勝者 2025年:山口剛(第28回・福岡)

創設は1998年。売上低迷の打開策のひとつとして「競艇王チャレンジカップ競走」の名前で始まり、2010年の第13回から現在の名称になりました。SG8競走のなかでいちばん新しく作られた大会です。

2014年の第17回からは、女子選手を対象とするG2「レディースチャレンジカップ」が新設され、同じ会場で並行開催されるようになりました。このとき出場枠が賞金ランキング上位34名に整理されています。

優先出場枠が一切ない、唯一のSG

ここがチャレンジカップの最大の特徴です。ほかのSGには、たいてい「前年の優勝者は優先出場」といった枠があります。チャレンジカップにはそれが一つもありません(グランプリを除けば唯一)。

具体的に言うと、次のどれに当てはまっていても、賞金ランキング34位以内に入っていなければ出られません。

  • 前年のグランプリで優勝戦に進出していた
  • 前年のチャレンジカップを制している
  • 直前のSGであるボートレースダービーを優勝したばかり

「今年いくら稼いだか」だけが物差しです。だから10月末が近づくと、当落線上の選手はG1やG3を詰めて走って賞金を積みにいきます。出場メンバーの顔ぶれ自体が、その年の賞金レースの結果そのものだと考えて差し支えありません。

もうひとつ、賞金では届いていても選出から除外される規定があります。前々回のチャレンジカップから当年のボートレースダービー優勝戦までの間に選手責任のスタート事故(フライング・出遅れ)を起こしていると対象外になる、というものです。賞金上位にいた選手が出場していない年があるのは、たいていこれが理由です。

グランプリとの関係|ここが最終予選になる

チャレンジカップとグランプリは、賞金という同じ物差しを共有しています。違うのは締め日と人数です。

競走 選考の締め日 出場人数
チャレンジカップ 10月31日 34名
グランプリ チャレンジカップ最終日 18名

優勝賞金3,700万円は、賞金ランキングを一気に押し上げる額です。ここで勝てば、それまで20位台にいた選手でもグランプリ圏内に飛び込めます。 実際、2025年の優勝者・山口剛はこの一戦でグランプリ出場権を獲得しました。

だから11月下旬になると、ファンは毎日賞金ランキングを眺めることになります。優勝戦だけでなく、予選や準優勝戦の着順1つが「グランプリに出られるかどうか」に直結する——これがこのレースの独特の緊張感の正体です。

2026年の舞台は常滑|水面を公式データで読む

干満差のない穏やかな海水の競走水面を上空から見たイメージ(ボートレースとこなめ)

2026年の第29回は、愛知県のボートレースとこなめ(常滑)で11月24日から29日まで行われます。翌2027年の第30回は芦屋で11月23日〜28日です。

SGは開催場が毎年入れ替わります。これが予想に効くので、BOAT RACEオフィシャルウェブサイトが公開しているボートレース場データを引いておきます。チャレンジカップは11月下旬なので、見るべきは秋季の数字です。

コース 1着率(常滑・秋季)
1コース 57.9%
2コース 12.1%
3コース 10.7%
4コース 11.7%
5コース 6.5%
6コース 1.3%

1コースの57.9%を、ほかのSG開催場と並べてみます。年末の大村(グランプリ)が65.8%、秋の尼崎(ダービー)が61.1%、真夏の桐生(メモリアル)が48.1%。常滑はその中間で、インは強いが絶対ではない水面という位置づけになります。

もうひとつ、常滑には覚えておく価値のある特徴があります。水質は海水なのに、干満差が「なし」です。海水の競走水面は潮の満ち引きでうねりや水位が動くのが普通で、そこが難しさになっている場も多いのですが、常滑にはその変数がありません。「海水だから荒れる」という一般論をそのまま当てはめると読み違えます。

決まり手も見ておきます。コースごとに「どうやって勝っているか」がはっきり分かれます。

コース 主な決まり手(常滑・直近3か月)
1コース 逃げ 96.9%
2コース 差し 55.1%/捲り 35.7%
3コース 捲り 42.8%/捲り差し 32.4%
4コース 捲り 59.4%/差し 18.9%
5コース 捲り差し 72.5%
6コース 捲り差し 60.0%

1コースが勝つときは、ほぼ例外なく逃げです。逆に外の艇が勝つときは、5コース・6コースはほぼ捲り差し一択になります。「外から来るなら、どういう形で来るのか」が事前に絞れるということです。

枠番別のコース取得率も公式データにあります。1枠が1コースを取るのが99.4%、2枠が93.3%、3枠が89.5%。ここまではほぼ枠番どおりですが、4枠は82.6%、5枠は77.8%まで下がります。外枠は5回に1回ほど枠番どおりの進入にならない、ということです。進入が固まってからでないと展開が読めない、というのはこの数字が根拠になります。

直近の優勝者|山口剛が15年8か月ぶりのSG制覇(2025年)

第1ターンマークで内を差し抜ける2コースの艇のイメージ(2025年の優勝を決めた形)

2025年11月30日、福岡で行われた第28回は、2号艇の山口剛(広島・43歳)が1分48秒2で優勝しました。この大会は初優勝、SGとしては2勝目です。

前回のSG優勝は2010年のクラシック。実に15年8か月ぶりのタイトルでした。2022年にはメモリアルからチャレンジカップまでSG3節連続で優勝戦2着という時期もあり、そこからようやく2つ目です。

優勝戦の中身も、このレースの読みどころをよく表しています。1号艇は地元・福岡でSG3冠を持つ池田浩二で、1番人気。ところがレース直前に第1ターンマーク付近のうねりが強まり、思うようなターンができませんでした。山口はその隙を突き、外から仕掛けてきた艇を牽制しながら内を差し抜けています。優勝戦は万舟決着でした。

そして山口はこの1勝でグランプリ出場権を獲得しています。チャレンジカップが「最終予選」として機能した、いちばん分かりやすい例です。なお同時開催のG2レディースチャレンジカップは守屋美穂が優勝しました。

ここでひとつ注意しておきたいのは、2025年の勝負を決めた「うねり」は福岡という水面の性格だということです。2026年の常滑は前述のとおり干満差がありません。去年の教訓をそのまま今年に持ち込めないのが、開催場が毎年変わるSGの難しさです。

過去5年の優勝者

年(開催場) 優勝者 進入・決まり手
2025年(福岡) 山口剛(広島) 2コース・差し
2024年(下関) 河合佑樹(静岡) 1コース・逃げ
2023年(三国) 片岡雅裕(香川) 1コース・逃げ
2022年(鳴門) 深谷知博(静岡) 6コース・抜き
2021年(多摩川) 辻栄蔵(広島) 1コース・逃げ

5年で開催場が5か所とも違います。そして決まり手は1コースの逃げが3回、2コースの差しが1回、そして6コースからの抜きが1回。2022年の深谷知博は大外6コースから優勝戦を勝っています

優勝者の顔ぶれも毎年入れ替わっており、この5年で連覇はありません。優先出場枠がなく、毎年その年の賞金上位34名で組み直されるレースなので、「常連が勝ち続ける」という構図になりにくい大会です。

レディースチャレンジカップが同時に行われる

2014年から、同じ会場・同じ日程でG2レディースチャレンジカップが並行開催されています。女子選手の年末大会であるクイーンズクライマックスへの重要な一戦で、SGの優勝戦とレディースCCの優勝戦が同じ日に組まれます。

ベット目線で言えば、同じ水面・同じ日のレースが2本あるということです。SG側で分かった水面の傾向(うねりの有無、モーターの出足、進入の形)は、そのままレディースCC側の判断材料になります。

ベット目線での注目ポイント

海外のブックメーカーは競艇のマーケットを常設していないことが多く、扱いは限定的です。そのうえで、このレースを読むときに効く点を4つに絞ります。

  • 賞金ランキングを先に見る ― 出場者は賞金上位34名です。誰が当落線上でここに来たのか、逆に誰が余裕を持って来たのかで、走り方(守るのか、勝ちにいくのか)が変わります。
  • 開催場のデータを毎年引き直す ― SGは開催場が持ち回りです。2026年は常滑(秋季1コース57.9%・干満差なし)、2027年は芦屋。前年の傾向は使えません。
  • 進入が固まるまで判断しない ― 常滑の4枠・5枠は2割前後が枠番どおりの進入になりません。枠番だけで組み立てると外れます。
  • 荒れる素地がある大会だと理解しておく ― 優先出場枠がなく、実績よりその年の勢いでメンバーが決まります。過去5年で大外6コースからの優勝が1回、2025年の優勝戦は万舟決着でした。

オッズの読み方はオッズの見方・計算ガイドに、競艇そのものの基本とSG年間日程は競艇(ボートレース)ガイド競艇のSGとはにまとめています。

賭けるうえでの注意点

  • 出場選手は10月31日まで確定しません。 賞金ランキングが締まるまで顔ぶれは動きます。
  • 選出除外の規定があります。 賞金上位でもスタート事故のペナルティで出場しない選手がいます。
  • 開催場のデータは公式で引き直してください。 本ページの数値は2026年8月4日時点でBOAT RACEオフィシャルウェブサイトから確認したものです。
  • 大勝した年は税金の確認を。 年間の的中利益が大きくなった場合はブックメーカーの税金ガイドをご覧ください。

まとめ

チャレンジカップは11月下旬に行われるSG競走です。1998年創設で、SG8競走のなかではいちばん新しい大会にあたります。出場は1月1日〜10月31日の獲得賞金上位34名。優先出場枠が一切ない唯一のSGで、前年の優勝者だろうと直前のSG覇者だろうと、賞金が足りなければ出られません。

そして優勝賞金3,700万円は、年末のグランプリ(賞金上位18名)の当落を一発で動かします。2025年の山口剛はこの一戦で15年8か月ぶりのSGタイトルとグランプリ出場権を同時に手に入れました。予選の着順1つがグランプリ行きを左右する——それがこの大会の見どころです。

2026年の舞台は常滑。秋季の1コース1着率57.9%、海水ながら干満差なし、外枠は2割前後が枠番どおりに進入しない水面です。

ギャンブルは各国・地域の法定年齢以上、余剰資金の範囲で。ブックメーカーや公営競技の投票券の利用可否は国・地域によって異なります。当サイトは世界中の日本語話者に向けた情報サイトであり、必ずお住まいの国・地域の法律をご確認ください。詳しくは責任あるギャンブルについてをご覧ください。

よくある質問

チャレンジカップはいつ、どこで行われますか?

毎年11月下旬に6日間の日程で行われるSG競走です。開催地は持ち回りで、2026年は第29回がボートレースとこなめ(常滑)で11月24日〜29日、2027年の第30回は芦屋で11月23日〜28日の予定です。2025年の第28回は福岡で行われました。

チャレンジカップの出場資格は?

1月1日から10月31日までの獲得賞金上位34名です。前年の優勝者やその年のほかのSG覇者に優先出場枠はなく、グランプリを除けば優先出場権をまったく設けていない唯一のSGです。なお賞金が足りていても、前々回のチャレンジカップから当年のボートレースダービー優勝戦までの間に選手責任のスタート事故を起こしていると選出から除外されます。

なぜ「グランプリの最終予選」と呼ばれるのですか?

年末のボートレースグランプリの出場者は獲得賞金ランキング上位18名で決まり、その選考期間の締め日がチャレンジカップの最終日だからです。チャレンジカップの優勝賞金は3,700万円あるため、ここで勝てば賞金ランキングが一気に動き、圏外だった選手がグランプリ圏内に入れます。2025年は優勝した山口剛がこの一戦でグランプリ出場権を獲得しました。

2026年の会場・常滑はどんな水面ですか?

BOAT RACEオフィシャルウェブサイトのボートレース場データ(2026年8月4日確認)によると、秋季の1コース1着率は57.9%です。年末の大村(グランプリ・65.8%)や秋の尼崎(ダービー・61.1%)より低く、真夏の桐生(メモリアル・48.1%)より高い水準で、インは強いが絶対ではない水面と言えます。水質は海水ですが干満差は「なし」とされており、「海水だから荒れる」という一般論は当てはまりません。

2025年のチャレンジカップは誰が優勝しましたか?

2号艇の山口剛(広島・43歳)が1分48秒2で優勝しました。この大会は初優勝で、SGとしては2010年のクラシック以来15年8か月ぶりの2勝目です。1号艇には地元でSG3冠を持つ池田浩二がいて1番人気でしたが、レース直前に第1ターンマーク付近のうねりが強まってターンが決まらず、山口が内を差し抜けました。優勝戦は万舟決着です。

レディースチャレンジカップとは何ですか?

女子選手を対象としたG2競走で、2014年の第17回から同じ会場・同じ日程でチャレンジカップと並行開催されています。SGの優勝戦とレディースCCの優勝戦が同じ日に組まれます。2025年は守屋美穂が優勝しました。この新設に合わせて、チャレンジカップ本戦の出場枠が賞金ランキング上位34名に整理されています。