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競艇のSGとは?8競走の日程・出場資格・優勝賞金を徹底解説【2026-2027年度】

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第1ターンマークに向かって競り合う6艇(競艇SG)のイメージ

競艇(ボートレース)のSG(スペシャルグレード)は、数あるレースのなかで最上位に位置づけられた競走です。BOAT RACEオフィシャルウェブサイトの説明では、SGは「厳しい条件をクリアした一握りのレーサーだけが出場できる最高峰」と位置づけられています。1年間に開催されるSGはわずか8競走。毎日どこかで一般戦が行われている競艇のなかで、SGは特別な位置にあります。

このページでは、競艇のグレード制度の全体像、SG8競走それぞれの日程と特徴、そして8つのSGが「まったく違う物差し」で出場選手を選んでいるという、予想に直結する仕組みをまとめます。

競艇のグレード制度

競艇のレースは格付けによって5つのグレードに分かれています。上からSG・G1・G2・G3・一般戦です。

競艇のグレード
グレード 位置づけ
SG(スペシャルグレード) 最高峰。年8競走のみ。賞金が最も高く、出場条件も最も厳しい
PG1(プレミアムG1) G1のうち特定の競走を1つ上に格付けしたもの。年6競走
G1 原則としてA1級選手が出場。優勝は大きな名誉とされる
G2 秩父宮妃記念杯、MB大賞など
G3 企業杯、オールレディースなど
一般戦 全国のボートレース場で年間を通じて毎日開催

PG1(プレミアムG1)は2014年に新設された格付けで、G1のなかでも特定の6競走が1つ上のグレードとして扱われるようになりました。マスターズチャンピオン、レディースチャンピオン、ヤングダービー、クイーンズクライマックス、ボートレースバトルチャンピオントーナメント、スピードクイーンメモリアルの6つがこれにあたります。

舟券を買う立場から見た実務的な違いは、出走メンバーの粒の揃い方です。一般戦ではA1級とB1級が混在するので実力差が舟券に出やすいのに対し、SGは全員がトップクラス。実力で差がつきにくいぶん、枠番と水面の特性、そして当日のモーターの状態が相対的に重くなります。「SGだから堅い」ではなく「SGだから枠なりの信頼度が普段より下がる」と考えるほうが実態に近い場面が多くなります。

SG8競走の年間スケジュール

SGは年度単位(4月〜翌3月)で開催地が決まり、BOAT RACEオフィシャルウェブサイトが前年に公告します。2026年度(令和8年度)は次のとおりです。

2026年度(令和8年度)のSG8競走
ボートレースオールスター(第53回) 浜名湖/5月26日〜31日
グランドチャンピオン(第36回) 鳴門/6月23日〜28日
オーシャンカップ(第31回) びわこ/7月28日〜8月2日
ボートレースメモリアル(第72回) 桐生/8月25日〜30日
ボートレースダービー(第73回) 尼崎/10月27日〜11月1日
チャレンジカップ(第29回) 常滑/11月24日〜29日
グランプリ(第41回) 大村/12月15日〜20日
ボートレースクラシック(第62回) 唐津/2027年3月23日〜28日

2027年度(令和9年度)の開催地も2026年7月9日に公告されています。

2027年度(令和9年度)のSG8競走
ボートレースオールスター(第54回) 大村(ナイター)/5月25日〜30日
グランドチャンピオン(第37回) 津/6月22日〜27日
オーシャンカップ(第32回) 下関(ナイター)/7月27日〜8月1日
ボートレースメモリアル(第73回) 若松(ナイター)/8月24日〜29日
ボートレースダービー(第74回) 多摩川/10月26日〜31日
チャレンジカップ(第30回) 芦屋/11月23日〜28日
グランプリ(第42回) 住之江(ナイター)/12月14日〜19日
ボートレースクラシック(第63回) 児島/2028年3月21日〜26日

開催場は毎年入れ替わります。これはSGを予想するうえで見落とせない点で、同じ競走でも水面が変われば有利になる選手のタイプが変わります。後半で具体的な数字を出します。

8つのSG、8つの出場資格 — ここが競艇のSGの面白いところ

ピットに並ぶ6艇(白・黒・赤・青・黄・緑の艇色順)のイメージ

競艇のSGを理解するうえで、いちばん実用的で、いちばん知られていないのがこれです。8つのSGは、それぞれまったく違う物差しで出場選手を選んでいます。賞金で選ぶ大会、勝率で選ぶ大会、ファン投票で選ぶ大会、各ボートレース場の推薦で選ぶ大会——同じ「SG」というグレードでありながら、集まってくる選手の性格が大会ごとに変わります。

SG8競走の出場資格
競走 選考の物差し 選考期間など
ボートレースクラシック 前年のSG・PG1・G1・G2優勝者と、G3以下の多勝者 前年1月1日〜12月31日/46名(+予備選手)/級別・勝率は不問
ボートレースオールスター ファン投票の得票数 年明けに約1か月投票/得票上位がドリーム戦
グランドチャンピオン SGでの成績 前年4月1日〜当年3月31日/SG出場歴が必須
オーシャンカップ G1・G2の優勝戦での着順点 大舞台の決勝に残る再現性を測る
ボートレースメモリアル 全国24場からの推薦(各2名が原則) 唯一、全国を1本のランキングに並べない方式
ボートレースダービー 勝率 前年8月1日〜当年7月31日/A1級かつ160走以上
チャレンジカップ 獲得賞金の上位34名 1月1日〜10月31日/優先出場枠が一切ない唯一のSG
グランプリ 獲得賞金ランキング上位18名 1月1日〜チャレンジカップ最終日/優先枠なし

この表から読み取れることを、いくつか挙げておきます。

クラシックは「勝った実績」だけを見る大会です。級別も勝率も問われないため、理論上はB2級の選手でも出場できます。前年に一度でも大きなタイトルを獲れば、その1勝で翌年3月の舞台に立てるという設計です。SGのなかでもっとも門戸が広いと言えます。

グランドチャンピオンは逆に、もっとも門戸が狭い大会です。選考材料がSGでの成績なので、選考期間中にSGへ出ていない選手は出場できません。結果としてSG初出場の選手が存在しない、唯一のSGになります。

チャレンジカップとグランプリは、賞金という同じ物差しを共有しています。チャレンジカップは1月1日から10月31日までの獲得賞金上位34名。そしてこのチャレンジカップの結果を含めた賞金ランキングの上位18名が、年末のグランプリに進みます。だから11月下旬になるとファンが毎日賞金ランキングを眺めることになるわけです。チャレンジカップは、事実上グランプリの最終予選です。

そしてメモリアルだけが、全国を1本のランキングに並べていません。24のボートレース場がそれぞれ2名ずつを推薦する方式なので、全国ランキングでは少し足りない選手でも、その水面で評価されていれば出てきます。出走メンバーが全国の縮図になりやすい大会です。

SGの優勝賞金

SGの優勝賞金は一律ではなく、3つの階層に分かれています。

SGの優勝賞金
競走 優勝賞金
グランプリ 1億1,000万円
クラシックオールスターメモリアルダービー 各4,200万円
グランドチャンピオン/オーシャンカップ/チャレンジカップ 各3,700万円

4,200万円の4競走にグランプリを加えた5競走がGRANDE5(グランデファイブ)です。2014年に始まった制度で、この5競走の優勝戦3着以内に金・銀・銅のメダルが贈られます。5つすべてを制覇するとグランドスラムとして表彰される、競艇でもっとも格の重い5競走という位置づけです。

SGの水面をどう読むか — 開催場が変われば「1号艇」の意味も変わる

ボートレース場の水面を上空から見たイメージ(ターンマークと6艇の航跡)

SGは開催場が毎年変わります。これが予想にどれくらい効くのかを、BOAT RACEオフィシャルウェブサイトが公開しているボートレース場データで確認してみます。各競走が実際に行われる季節の1コース1着率を並べたのが次の表です。

SG開催場の1コース1着率(開催季節ベース・BOAT RACE公式)
開催場 競走(開催時期) 1コース1着率
大村(冬季) グランプリ(12月) 65.8%
尼崎(秋季) ボートレースダービー(10〜11月) 61.1%
大村(春季) オールスター(2027年5月) 59.0%
浜名湖(春季) オールスター(2026年5月) 55.2%
びわこ(夏季) オーシャンカップ(7〜8月) 51.0%
桐生(夏季) ボートレースメモリアル(8月) 48.1%

年末の大村では1コースが3分の2近く勝ちますが、真夏の桐生では半分も勝ちません。その差は17.7ポイント。同じ競技、同じSGというグレードでも、水面と季節が変わればここまで違います。

さらに注目してほしいのは、大村という同じ水面が2回登場していることです。2026年12月のグランプリは冬季で65.8%、2027年5月のオールスターは春季で59.0%。同じ大村でも季節が変われば6.8ポイント動きます。「この場はインが強い」という覚え方だけでは足りず、いつ開催されるのかまで込みで見る必要がある、ということです。

SGの予想で最初にやるべきことは、選手の名前を追うことよりも、その年の開催場の公式データを引き直すことだと言えます。当サイトの各競走ページでは、その年の開催場のコース別1着率・決まり手・枠番別コース取得率をすべて公式データから引いて解説しています。

各SGの詳しい解説

過去のSG・G1レース一覧

これまでに当サイトで特集してきた競艇のSG・G1競走の一覧です。

まとめ

競艇のSGは年8競走。グレードとしては最高峰ですが、8つの大会はそれぞれまったく違う物差しで出場選手を選んでいます。賞金(グランプリ・チャレンジカップ)、勝率(ダービー)、SGでの成績(グランドチャンピオン)、G1/G2優勝戦の着順点(オーシャンカップ)、前年のタイトル(クラシック)、ファン投票(オールスター)、そして24場からの推薦(メモリアル)。この違いを知っておくと、出走表を見た瞬間に「この大会にはどういう選手が集まっているのか」が読めるようになります。

そしてSGは開催場が毎年変わります。公式のボートレース場データで見ると、1コース1着率は年末の大村65.8%から真夏の桐生48.1%まで、17.7ポイントの幅があります。同じ大村ですら冬と春で6.8ポイント違います。SGの舟券を買う前に、その年の開催場のデータを引き直す——これがいちばん効く準備です。

競艇全体の基本は競艇(ボートレース)ガイド、オッズの読み方はオッズの見方をご覧ください。

本記事はBOAT RACEオフィシャルウェブサイトのレースガイド、令和8年度および令和9年度のSG・プレミアムG1開催地公告(後者は2026年7月9日公告)、各競走の出場選手発表、およびボートレース場データにもとづきます。日程・出場条件・賞金は主催者の発表により変更される場合があるため、最終的な情報は必ず公式発表でご確認ください。公営競技の投票券の購入方法や可否は国・地域によって異なります。ご利用の前に、お住まいの国・地域の法律を必ずご確認ください。当サイトは世界中の日本語話者に向けて情報を発信しており、日本国内の方を対象としていません。20歳未満(お住まいの地域の法定年齢未満)の方は投票券を購入できません。

よくある質問

競艇のSGとは何ですか?

SG(スペシャルグレード)は競艇のレースで最上位に格付けされた競走です。BOAT RACEオフィシャルウェブサイトでは「厳しい条件をクリアした一握りのレーサーだけが出場できる最高峰」と位置づけられています。1年間に開催されるSGは8競走のみで、グランプリ、クラシック、オールスター、グランドチャンピオン、オーシャンカップ、メモリアル、ダービー、チャレンジカップがこれにあたります。

2026年度のSGはいつ、どこで開催されますか?

オールスター(浜名湖・5月26〜31日)、グランドチャンピオン(鳴門・6月23〜28日)、オーシャンカップ(びわこ・7月28日〜8月2日)、メモリアル(桐生・8月25〜30日)、ダービー(尼崎・10月27日〜11月1日)、チャレンジカップ(常滑・11月24〜29日)、グランプリ(大村・12月15〜20日)、クラシック(唐津・2027年3月23〜28日)の8競走です。SGは年度単位(4月〜翌3月)で開催地が決まります。

SGの出場資格は競走ごとに違うのですか?

8競走すべて違います。グランプリは獲得賞金ランキング上位18名、チャレンジカップは1月1日〜10月31日の獲得賞金上位34名、ダービーは勝率、オーシャンカップはG1・G2の優勝戦での着順点、グランドチャンピオンはSGでの成績、クラシックは前年のSG・PG1・G1・G2優勝者と下位グレードの多勝者、オールスターはファン投票、メモリアルは全国24場からの推薦(各2名が原則)です。

SGの優勝賞金はいくらですか?

3つの階層に分かれています。グランプリが1億1,000万円、クラシック・オールスター・メモリアル・ダービーが各4,200万円、グランドチャンピオン・オーシャンカップ・チャレンジカップが各3,700万円です。4,200万円の4競走にグランプリを加えた5競走がGRANDE5(グランデファイブ)と呼ばれます。

PG1(プレミアムG1)とは何ですか?

2014年に新設された格付けで、G1のうち特定の6競走を1つ上のグレードとして扱うものです。マスターズチャンピオン、レディースチャンピオン、ヤングダービー、クイーンズクライマックス、ボートレースバトルチャンピオントーナメント、スピードクイーンメモリアルの6競走がこれにあたります。

SG初出場の選手がいない大会はありますか?

グランドチャンピオンです。選考材料がSGでの成績なので、選考期間(前年4月1日〜当年3月31日)にSGへ出場していない選手は出られません。逆にクラシックは級別も勝率も問われず、前年に大きなタイトルを獲っていれば出場できるため、SGのなかでもっとも門戸が広い大会です。

SGはインコースが有利ですか?

開催場と季節によって大きく変わります。BOAT RACE公式のボートレース場データで各競走が行われる季節の1コース1着率を見ると、グランプリの大村(冬季)が65.8%、ダービーの尼崎(秋季)が61.1%、オーシャンカップのびわこ(夏季)が51.0%、メモリアルの桐生(夏季)が48.1%と、17.7ポイントの幅があります。同じ大村でも冬季65.8%に対し春季は59.0%です。SGは開催場が毎年変わるため、その年の会場データを引き直すことが重要になります。