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ブックメーカーで競馬に賭ける方法|海外競馬の馬券・オッズ・始め方

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夕暮れの芝コースでコーナーを回る競走馬の集団(ブックメーカーの海外競馬)のイメージ

ブックメーカーの競馬は、日本のJRAとは賭けの仕組みそのものが違います。オッズが確定するタイミングも、賭け式の名前も、着順のルールも別物です。このページでは、JRAに慣れた人がつまずきやすい違いを整理したうえで、イーチウェイやアンティポストといったブックメーカー特有の賭け方、そして賭ける前に必ず確認すべきルールまで解説します。

日本の競馬(JRA)との違い

小さなブロックを積み上げた2本の柱と、その間を横切る破線。5個の柱は破線の下で止まり、16個の柱は破線を超えている — 出走頭数が増えるほどオッズの逆数の合計が1.00を大きく上回ることを表した図

いちばん大きいのは、オッズが確定するタイミングです。

JRAが採用しているのはパリミュチュエル方式で、売上をプールして的中者で分配するため、配当は締切後にしか決まりません。単勝1.8倍と表示されていても、締切直前に資金が集中すれば1.5倍に下がります。買った時点の数字は確定値ではなく、その時点の見込みにすぎません。

ブックメーカーは固定オッズです。5.00で賭けたなら、その後どれだけ人気が集まっても的中すれば5.00で払い戻されます。「思ったより配当が下がっていた」が起きないかわりに、直前に評価が上がっても自分のオッズは上がりません。早く賭けるか、直前まで待つかという判断が、JRAには存在しない形で発生します。

運営側の取り分も違う

JRAの払戻率は競馬法第8条にもとづき、勝馬投票法の種類ごとに決められています(2014年6月7日以降・JRA公表値)。

勝馬投票法 払戻率 控除率
単勝・複勝 80.0% 20.0%
枠連・馬連・ワイド 77.5% 22.5%
馬単・3連複 75.0% 25.0%
3連単 72.5% 27.5%
WIN5 70.0% 30.0%

ブックメーカーの取り分は法定ではありません。提示されているオッズから逆算するしかなく、レースごとに違います。「ブックメーカーの還元率は95%前後」という説明をよく見かけますが、あれはサッカーの勝敗のような2択・3択のマーケットの話です。競馬は出走頭数ぶんの選択肢があるので、同じ感覚で当てはめると実態から外れます。ここは自分で出せるので、手順を書いておきます。

そのレースの取り分を自分で出す — 3ステップ

単勝(Win)のオッズが全頭ぶん画面に出ていれば、それだけで計算できます。電卓で30秒です。

  1. 各馬のオッズの逆数(1 ÷ オッズ)を出す。これがその馬に賭けたときの「暗黙の勝率」にあたります。
  2. 全頭ぶんを合計する。この合計をオーバーラウンドと呼びます。1.00ちょうどなら運営の取り分はゼロ、1.00を超えた分が取り分の源泉です。
  3. 還元率 = 1 ÷ 合計、取り分 = 1 − 還元率。

実際にやってみます。まず5頭立ての例から。

例1:5頭立て(数字は計算方法を示すための例示です)
オッズ 1 ÷ オッズ
1.90 0.5263
3.75 0.2667
6.00 0.1667
9.00 0.1111
15.00 0.0667
合計 1.1374

還元率は 1 ÷ 1.1374 = 87.9%、取り分は 12.1%。JRAの単勝(控除率20.0%)より明確に狭い、という結果になります。

次に16頭立てで同じことをします。頭数が増えると、1頭あたりのオーバーラウンドの上乗せが積み上がっていきます。

例2:16頭立て(同じく例示)
オッズ 1 ÷ オッズ
4.40 / 5.50 / 7.00 / 9.00 0.2273 / 0.1818 / 0.1429 / 0.1111
10.00 / 11.00 / 13.00 / 15.00 0.1000 / 0.0909 / 0.0769 / 0.0667
17.00 / 21.00 / 23.00 / 26.00 0.0588 / 0.0476 / 0.0435 / 0.0385
34.00 / 41.00 / 51.00 / 81.00 0.0294 / 0.0244 / 0.0196 / 0.0123
合計 1.2717

還元率は 1 ÷ 1.2717 = 78.6%、取り分は 21.4%こんどはJRAの単勝20.0%より広くなりました。

ここがこのページでいちばん伝えたいところです。「ブックメーカーのほうが取り分が狭い」は、競馬では条件つきでしか成り立ちません。効いているのは運営の良し悪しではなく頭数で、少頭数のレースならJRAより有利に、多頭数のハンデ戦なら不利にもなり得ます。上の2つは計算方法を示すための例示ですが、実際のレースでも同じ手順がそのまま使えます。一般論の数字を当てはめるより、目の前のレースで合計を出したほうが確実です。

ついでに言うと、この計算はブックメーカー同士を比べるときにも効きます。同じレースで合計が小さいほうが、そのレースに関しては条件が良いということです。オッズの読み方そのものはオッズの見方・計算ガイドに、各社の比較はブックメーカーとは・比較にまとめています。

なお取り分が狭いことは「勝ちやすい」という意味ではありません。長く賭ければ取り分の分だけ資金は減ります。狭い取り分が意味するのは、同じだけ賭けたときに減り方がゆるやかだということだけです。

3つ目の違いは対象レースです。凱旋門賞やドバイワールドカップなど、JRAの馬券では買えない海外レースに賭けられるのが、ブックメーカーを使う実質的な理由になります。

ブックメーカー競馬の賭け方

1枚のコインが同じ大きさの2枚に分かれ、片方はウィン(1着)の台へ、もう片方はプレイス(3着まで)の階段状の台へ転がるイメージ

賭け式の名前はJRAと対応しないものが多く、そのまま置き換えて考えると誤解します。

賭け方 内容
ウィン(Win) 1着になる馬を選ぶ。JRAの単勝にあたります。
プレイス(Place) 規定の着順以内に入れば的中。何着までが対象かは出走頭数で変わります(下記)。JRAの複勝のように常に3着以内とは限りません。
イーチウェイ(Each Way) ウィンとプレイスに同額ずつ賭ける方式。賭け金は指定額の2倍になります。
フォーキャスト(Forecast) 1着と2着を着順どおりに当てる。JRAの馬単に近い賭け式です。
トライキャスト(Tricast) 1〜3着を着順どおりに当てる。JRAの3連単に近い賭け式です。
アンティポスト(Ante-post) 出走馬が確定する前の早い段階で賭ける方式。高いオッズが取れる反面、馬が出走しなかった場合は賭け金が返ってきません

イーチウェイとプレイスの着順ルール

イーチウェイは「単勝と複勝の同時買い」と説明されがちですが、正確には賭け金が2倍になる点に注意が必要です。1,000円のイーチウェイなら、ウィンに1,000円・プレイスに1,000円で合計2,000円が必要になります。「半額ずつ振り分ける」という説明を見かけますが、それは誤りです。

そしてプレイス側の配当は、ウィンのオッズをそのまま使いません。オッズの1/4や1/5といった割合が適用され、その割合と対象着順は出走頭数とレース条件で変わります。英国系ブックメーカーの典型的な設定は次のとおりです。

レース条件 対象着順とプレイス配当
5〜7頭立て 2着まで/オッズの1/4
8頭以上(ハンデ戦以外) 3着まで/オッズの1/5
ハンデ戦 12〜15頭 3着まで/オッズの1/4
ハンデ戦 16頭以上 4着まで/オッズの1/4

ただし、この条件はもはや業界で統一されていません。大レースでは対象着順を上乗せする「エクストラプレイス」を出すサイトも多く、同じレースでもサイトによって着順が違います。賭ける前に、そのレースのイーチウェイ条件を必ず確認してください。

賭ける前に確認すべき3つのルール

夜明けの発走ゲートで1つの枠だけが空のまま、その枠に南京錠が掛かっている(アンティポストで出走取消になった場合のイメージ)

この3つはJRAに存在しない概念で、知らないと損得が変わります。

ルール 内容
SP(スターティングプライス) レース発走時点で確定する最終オッズのこと。賭けるときに「今の固定オッズを取る」か「SPで受ける」かを選べる場合があります。SPは変動しないオッズという意味ではありません
ベストオッズギャランティード(BOG) 早めに固定オッズを取ったあと、SPのほうが高くなった場合に、高いほうで払い戻す仕組み。英国系サイトの販促制度で、アンティポストには適用されません
ノンランナー・ノーベット(NRNB) 賭けた馬が出走しなかった場合に賭け金が返還される扱い。これが付いていないアンティポストでは、出走取消はそのまま損失になります。

とくにアンティポストは注意が必要です。出走確定前に賭けるぶんオッズは高いのですが、NRNBが付いていなければ、故障や回避で出走しなかった時点で賭け金は戻りません。BOGもアンティポストには効かないため、「取ったオッズがそのまま最終」になります。

BOGは「どこでも付いてくる特典」ではない

日本語の解説ではBOGがブックメーカー共通の機能のように書かれることがありますが、実際には各サイトが規約で範囲を決めている販促制度です。英国系サイトの一般的な規約では、対象は英国・アイルランドの競馬に限られ、しかもレース当日に賭けたものだけが対象になります。アンティポストや、着順条件を上乗せしたエクストラプレイスのベットも対象外とされるのが通例です。

つまり、日本語話者が使うことの多い海外の総合型サイトで凱旋門賞に賭ける場合、BOGは期待しないほうが実態に近いということです。あるものとして計算に入れず、使いたいならそのサイトの規約で対象レースと時間帯を確認してください。

実際の画面で確認しておくこと

ここまでのルールは「賭けられれば」の話です。ところが実際にサイトを開くと、想定と違う点が出てきます。以下は22BETの競馬一覧の中身です。

固定オッズが出ないレースがある

同じサイトの競馬一覧でも、レースによってオッズ欄の表示が違います。確認した時点では、オーストラリア(ドゥーンベン、フレミントン、ニューカッスル)とニュージーランド(リカートンパーク)のレースには数値のオッズが並んでいた一方、米国のレース(リタマパーク、エメラルドダウンズ)はオッズ欄がすべて「SP」表記で、数値の固定オッズが提示されていませんでした。

背景には、米国競馬がパリミュチュエル(トート)を基本にしていることがあります。固定オッズでの馬券発売は一部の州で認められはじめた段階で、全米的な仕組みにはなっていません。そのためブックメーカー側も、米国のレースはSP(現地で確定する最終オッズ)で受ける形をとることがあります。

この場合、「賭けた時点でオッズが確定する」という固定オッズの利点は働きません。ブックメーカーを使えば必ず固定オッズになる、というのは正しくありません。固定オッズかどうかはサイト単位ではなくレース単位で決まると考えて、賭ける前にオッズ欄に数値が入っているかを見てください。

オッズの表示形式は初期設定しだい

もうひとつは表示形式です。確認したときの初期設定は「マレーシアン」形式で、オッズが −0.334 や −0.25 のような負の数で表示されていました。JRAの「1.8倍」に相当するデシマル(欧州式)とは見た目がまったく違う表記です。

これは設定の問題で、画面上部のオッズ形式の切り替えからデシマル形式に変更すれば「1.90」のような見慣れた表記になります。ただし切り替えないまま賭け金を入れると、想定と違う額を賭けてしまいます。登録して最初にやることは、入金でも賭けでもなくオッズ表示形式の確認です。オッズ表記の読み方はオッズの見方・計算ガイドにまとめています。

ブックメーカーで賭けられる主なレース

ブックメーカー競馬の醍醐味は、JRAの馬券では買えない海外の主要G1に賭けられる点にあります。

海外の主要G1

  • 凱旋門賞(フランス・パリロンシャン2400m)
  • ドバイワールドカップ(UAE・ダートの世界最高峰)
  • サウジカップ(サウジアラビア・世界最高賞金レース)
  • 香港マイル(香港・シャティン競馬場)
  • メルボルンカップ(オーストラリア・国民的ハンデ戦)

日本の主要G1(海外サイトでも取り扱いあり)

  • 日本ダービー(東京優駿)
  • 有馬記念(グランプリ)
  • ジャパンカップ(国際招待戦)
  • 天皇賞(秋)
  • 皐月賞(三冠第1冠)
  • マイルチャンピオンシップ

取り扱いレースや着順ルールはサイトごとに異なり、日本のG1は海外サイトでの取り扱いが限られる場合もあります。各レースの見どころは競馬G1レース情報で随時更新しています。海外G1の結果を数字で読み解いた例としては、ジュライカップ2026で単勝オッズの合計から1番人気の評価を検算しています。

競馬に向いたサイトかどうかを見分ける5つの確認項目

競馬場のオッズ板で、5つの枠のうち3つは明かりが灯り、2つは暗いまま空になっているイメージ(レースによってオッズが出る場合と出ない場合があること)

ここまでの内容は、裏返せば「どのサイトを使うか」を決める材料になります。競馬の条件はサイト単位で決まる部分とレース単位で決まる部分が混ざっているので、ブランド名だけで選ぶより、登録前とレースごとに次の5点を自分の画面で見るほうが確実です。

確認項目 どこを見るか 判断の目安
① オッズの表示形式 画面上部のオッズ形式の切り替え デシマル(1.90 のような表記)に変更できるか。初期設定が別の形式になっていることがあります。
② そのレースが固定オッズか 出走表のオッズ欄 数値が入っていれば固定オッズ。「SP」なら発走時まで配当は決まりません。
③ イーチウェイの条件 レースページの賭け式の表記 対象着順(2〜4着)とプレイス配当の割合(1/4・1/5など)が、そのレースについて書かれているか。
④ アンティポストとNRNB 先物マーケットの説明と規約 NRNBの記載がなければ、出走取消でも賭け金は戻りません。
⑤ 日本語が届く範囲 メニュー・レース名・サポート窓口 メニューは日本語でも、レース名やマーケット名は英語のままというサイトもあります。

この5つは「良いサイト・悪いサイト」を仕分けるための基準ではありません。同じサイトでも開催国やレースによって①②③は変わるので、その都度見るための項目です。とくに③は、大レースでエクストラプレイスが出ると平常時と条件が変わります。

競馬を扱う主なブックメーカー

ライセンスと入出金を確認できる総合型サイトのうち、競馬を扱っているのは次の3サイトです。★は各サイトの総合評価で、競馬だけを採点した数字ではありません。取り扱いレースと最新のボーナス内容は、賭ける前に各公式サイトでご確認ください。

サイト 総合評価 競馬まわりの取り扱い
ボンズカジノ(BONS) ★4.3 日本語のスポーツ画面の上部に競馬の案内枠が出ており、常設の取り扱いがあります。
22BET ★4.1 競馬カテゴリあり。確認時は米国・豪州・NZのレースが中心で、米国のレースはSP表記でした(2026年8月1日確認)。
ステークカジノ(Stake) ★4.2 スポーツブックは大規模ですが、出走一覧は公式サイトでご確認ください。対象レースは公式サイトでご確認ください。

ボンズカジノ(BONS)— 日本語の作り込みと常設の競馬枠

スポーツとカジノの総合型で、日本語表示とサポートの作り込みが丁寧なサイトです。2026年8月16日に日本国外から日本語のスポーツ画面を開いたところ、上部の案内枠に競馬が出ており、競技アイコンの列にも競馬が並んでいました。海外レースを日本語の画面で追いたい場合の入口として扱いやすい構成です。

ボンズカジノの公式サイトを見る / ボンズカジノのレビューを読む

22BET — 取り扱い国の幅と、レースごとに変わるオッズの出方

取り扱い競技数の多さが強みで、競馬カテゴリを備えています。取り扱いは米国・オーストラリア・ニュージーランドのレースが中心で、豪州とNZには数値の固定オッズが並ぶ一方、米国のレースはオッズ欄がすべてSP表記でした(上記「実際の画面で確認しておくこと」参照)。上の確認項目②がそのまま効いてくるサイトです。

22BETの公式サイトを見る / 22BETのレビューを読む

ステークカジノ(Stake)— 仮想通貨での入出金の速さ

仮想通貨に対応した大手で、入出金の速さに定評があります。スポーツの取り扱いは幅広い一方、競馬の対象レースは時期によって変わります。競馬を目的に使うなら、登録前に公式サイトで競馬カテゴリと対象レースを見てから判断してください。

ステークカジノの公式サイトを見る / ステークカジノのレビューを読む

始め方と注意点

登録から賭けるまでの流れはどのサイトでも同じで、アカウント登録 → 本人確認 → 入金 → レースとマーケットを選んでベット、という順序です。手順の詳細は登録方法ガイド、決済手段は入出金方法ガイドにまとめています。

競馬特有の注意点としては、次の4つを押さえておいてください。

  • オッズ表示形式を最初に確認する — 初期設定がデシマル以外の場合があります。
  • そのレースが固定オッズかSPかを見る — オッズ欄が「SP」なら賭けた時点では配当が決まりません。
  • イーチウェイの条件を毎回確認する — 対象着順とプレイス配当の割合はレースとサイトで変わります。
  • アンティポストのリスクを理解する — NRNBが付いていなければ、出走取消で賭け金は戻りません。

発走時刻の扱いにも注意してください。海外レースの時刻は開催地の現地時間で案内されることが多く、サイト側の表示タイムゾーンも設定によって変わります。お住まいの地域の時間に直すと深夜や早朝にあたるレースも多いので、締切時刻は自分のタイムゾーンで確認しておくと取り違えを防げます。

まとめ

ブックメーカー競馬とJRAの違いは、「オッズが賭けた時点で固定される」という一点から派生します。配当が読める代わりに、いつ賭けるかという判断が生まれ、SP・BOG・アンティポストといったルールがそこに関わってきます。賭け式の名前も対応しないものが多いので、単勝・複勝の感覚のまま置き換えないことが大切です。

そして、その固定オッズさえ常に使えるわけではありません。米国のレースのようにSPでしか受けないケースがあり、BOGのような特典も対象範囲は限られます。一般論ではなく、そのサイトのそのレースの表示を見る — これが実際にいちばん効きます。

賭けるサイトを決めるところから始めるなら、上の確認項目を持って各サイトの競馬画面を開いてみてください。3サイトの入口はボンズカジノ22BETステークカジノで、サイト全体の比較はブックメーカーおすすめ比較にまとめています。

ギャンブルは各国・地域の法定年齢以上、余剰資金の範囲で。オンラインカジノ・ブックメーカーの利用可否は国・地域によって異なります。必ずお住まいの国・地域の法律をご確認ください。詳しくは責任あるギャンブルについてをご覧ください。

よくある質問

競馬でブックメーカーとは何ですか?

自分でオッズ(賭け率)を提示して賭けを引き受ける事業者のことです。JRAの勝馬投票券のように売上をプールして的中者で分けるのではなく、賭けが成立した時点でオッズが確定します。そのため運営の取り分は法律で決まった控除率ではなく、提示するオッズそのものに織り込まれています。日本語では「固定オッズ(フィックスドオッズ)」方式と呼ばれ、JRAのパリミュチュエル方式と対になる仕組みです。

ブックメーカーの競馬は、JRAより取り分が少ないのですか?

レース次第で、どちらにもなります。ブックメーカーの取り分は提示オッズから逆算でき、全出走馬のオッズの逆数(1÷オッズ)を合計し、還元率=1÷合計、取り分=1−還元率で求まります。頭数が増えるほど合計は大きくなるため、少頭数のレースならJRAの単勝(控除率20.0%)より狭く、多頭数のレースなら20%を超えることもあります。「ブックメーカーは還元率95%前後」という説明は主に2択・3択のマーケットの話で、競馬にそのまま当てはめると実態から外れます。目の前のレースで自分で合計を出すのが確実です。

JRAの控除率は投票法ごとにどう違いますか?

JRAが公表している設定払戻率(平成26年6月7日以降)は、単勝・複勝が80.00%、枠連・馬連・ワイドが77.50%、馬単・3連複が75.00%、3連単が72.50%、WIN5が70.00%です。控除率はその残りで、単勝・複勝の20.00%からWIN5の30.00%まで開きがあります。選ぶ投票法によって運営の取り分が10ポイント違う、ということです。

ブックメーカーの競馬とJRAは何が違いますか?

オッズが確定するタイミングが違います。JRAはパリミュチュエル方式で、売上をプールして的中者に分配するため配当は締切後にしか決まりません。表示が1.8倍でも直前に人気が集まれば1.5倍に下がります。ブックメーカーは固定オッズで、5.00で賭ければ的中時は5.00で払い戻されます。そのぶん「いつ賭けるか」という、JRAには存在しない判断が生まれます。

イーチウェイは賭け金を半分ずつ分けるのですか?

いいえ、それはよくある誤解です。イーチウェイはウィン(1着)とプレイス(規定着順以内)に同額ずつ賭ける方式なので、賭け金は指定額の2倍になります。1,000円のイーチウェイなら、ウィンに1,000円・プレイスに1,000円で合計2,000円が必要です。

プレイス(複勝)は3着以内に入れば的中ですか?

常に3着以内とは限りません。対象着順は出走頭数とレース条件で変わり、英国系の典型では5〜7頭立てなら2着まで、8頭以上のハンデ戦以外なら3着まで、ハンデ戦16頭以上なら4着までが対象です。配当もウィンのオッズそのままではなく1/4や1/5といった割合が掛かります。さらに近年は着順を上乗せする「エクストラプレイス」も多く、業界で統一されていません。レースごとに条件を確認してください。

SP(スターティングプライス)とは何ですか?

レース発走時点で確定する最終オッズのことです。「変動しないオッズ」という意味ではありません。賭けるときに今表示されている固定オッズを取るか、SPで受けるかを選べる場合があり、SPを選ぶと賭けた時点では配当が決まらないことになります。

ブックメーカーなら必ず固定オッズで賭けられますか?

いいえ。固定オッズかどうかはサイト単位ではなくレース単位で決まります。22BETの競馬一覧では、オーストラリアやニュージーランドのレースには数値のオッズが並んでいた一方、米国のレースはオッズ欄がすべて「SP」表記で、数値の固定オッズが出ていませんでした。米国競馬はパリミュチュエルが基本で固定オッズの発売が一部の州にとどまることが背景にあります。賭ける前にオッズ欄に数値が入っているかを確認してください。

BOG(ベストオッズギャランティード)はどのサイトでも使えますか?

使えるとは限りません。BOGは各サイトが規約で範囲を決めている販促制度で、英国系サイトの一般的な規約では対象が英国・アイルランドの競馬かつレース当日に賭けたものに限られ、アンティポストは対象外とされるのが通例です。海外の総合型サイトで凱旋門賞などに賭ける場合、あるものとして計算に入れないほうが実態に近いといえます。

ブックメーカーの競馬は還元率がJRAより高いのですか?

主要マーケットでは還元率95%前後になることが多く、JRAの70.0〜80.0%(競馬法第8条にもとづく法定の払戻率)と比べれば運営側の取り分は狭いのが一般的です。ただしこれは「勝ちやすい」という意味ではありません。長く賭ければ取り分の分だけ資金は減りますし、頭数の多いレースや3連系に相当するマーケットでは取り分が大きく広がります。

海外のブックメーカーで競馬に賭けるのは合法ですか?

利用できるかどうかは、サイトがライセンスを持っているかではなく、賭ける人が居住している国・地域の法律で決まります。国によっては刑事罰の対象になります。運営会社が海外で合法的に運営されていることは、利用者側の適法性を保証するものではありません。必ずお住まいの国・地域の法律をご確認ください。本ページは法的助言ではなく、個別の判断は弁護士にご相談ください。

競馬に賭けるブックメーカーはどう選べばいいですか?

ブランド名より、実際の画面で5点を見るほうが確実です。①オッズの表示形式をデシマルに変更できるか、②賭けたいレースのオッズ欄に数値が入っているか(「SP」なら発走時まで配当が決まりません)、③そのレースのイーチウェイの対象着順とプレイス配当の割合が書かれているか、④アンティポストにNRNBが付いているか、⑤レース名やマーケット名まで日本語かどうか。①〜③は同じサイトでも開催国やレースによって変わるため、登録前だけでなくレースごとの確認が必要です。