総合格闘技

【結果】UFC 329 マクレガー vs ホロウェイ2|ホロウェイが膝負傷TKOで勝利

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開始直後にひざを痛めて片ひざをついた選手と、ストップウォッチが1分すぎを指すオクタゴンのイメージ

2026年7月11日(現地時間・土曜)、米国ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催された「UFC 329: McGregor vs. Holloway 2」。約5年ぶりの復帰戦としてMMA界最大の注目を集めたコナー・マクレガーだったが、その返り咲きはわずか69秒で幕を閉じた。試合開始直後に飛び蹴りを放ったマクレガーが右膝を負傷し、マックス・ホロウェイの1ラウンドTKO勝ち(1:09)という衝撃的な結末となった。

皮肉なことに、両者の初戦だった2013年、マクレガーは試合中に左膝の前十字靭帯(ACL)を痛めながらも勝利をつかんだ。約13年後の再戦では、同じ膝の故障が今度は敗因となった。ここではUFC・総合格闘技ファン向けに、メインイベントから全メインカードの結果、そしてベット目線での注目ポイントまでを整理する。

試合結果サマリー(メインカード)

カード 勝者 決着 R タイム
メイン(ウェルター級) マックス・ホロウェイ TKO(膝の負傷) 1 1:09
コメイン(ライト級) パディ・ピンブレット 一本(ダース・チョーク) 1 0:52
バンタム級 マリオ・バウティスタ 判定(3-0) 3
フライ級 ブランドン・ロイバル 一本(裸絞め) 3 3:40
ライト級 ボビー・グリーン TKO(パンチ) 1 4:59

メインイベント:ホロウェイ、69秒で決着

試合が始まると、マクレガーは大きく踏み込んで飛び蹴りを繰り出した。しかしその着地の際に右膝を痛めてしまう。直後から足に力が入らない様子で、続く攻防でも複数回グラウンドに崩れ落ちた。ホロウェイはマクレガーの異変にいち早く気づき、レフェリーのマイク・ベルトランに試合を止めるよう促したが、マクレガー本人は「ファイト(続行だ)」と繰り返したという。最終的にベルトランが1分9秒で試合をストップし、ホロウェイのTKO勝ちが宣告された。

試合後の会見でUFCのダナ・ホワイト代表は「前十字靭帯(ACL)の断裂とみている。自分が見た印象もそうだったし、ドクターの見立ても同じだ」と説明。「この競技で5年のブランクは厳しい」とも述べた。計量時に負傷の兆候はなかったとし、故障は試合中に起きたものだとの認識を示している。マクレガーはその後、手術を受ける見通しと報じられた。

ベット目線での余波。マクレガーは試合後、SNSでこの敗戦に強く反発。負傷による決着だとして結果をノーコンテスト(無効試合)に変更し、賭け金を返金するよう求めた。ただし通常、正当なレフェリーストップによる負傷TKOは有効な決着として扱われ、判定が覆るケースは極めて稀だ。ベット結果は各ブックメーカーの規定に従うため、こうした主張がそのまま返金につながる可能性は低いとみられる。オッズ上ではホロウェイが明確な本命(約1.20〜1.45)だったため、番狂わせではなく「本命が想定外の形で勝った」一戦となった。

勝ったホロウェイは、初挑戦のウェルター級で復帰組の元2階級王者を退け、今後の上位戦線・タイトル挑戦に意欲を見せた。宿敵を相手にした因縁の再戦を制し、キャリア晩年に新たな階級での存在感を示した形だ。

コメイン:ピンブレット、52秒で一本勝ち

ライト級のコメインイベントは、パディ・ピンブレットがブノワ・サン・ドニをわずか52秒で仕留めた。組みついた流れから首を抱えてダース・チョークを極めると、サン・ドニは早々に失神。ピンブレット自身がレフェリーより先に相手の異変に気づき、試合停止を促す場面もあった。人気・実力ともに上り調子のピンブレットが、ライト級トップ戦線での存在感をあらためて示す快勝となった。

その他のメインカード

ブランドン・ロイバル vs ローナー・カバナ(フライ級)

1〜2ラウンドから激しい打撃戦が続いた一戦は、3ラウンドにロイバルがテイクダウンから裸絞め(リアネイキドチョーク)を極め、3分40秒でタップを奪った。互いに一歩も引かない攻防が高く評価され、この試合が「ファイト・オブ・ザ・ナイト」に選ばれている。

マリオ・バウティスタ vs コリー・サンドハーゲン(バンタム級)

フルラウンドの接戦を制したのはバウティスタ。3者一致の判定で上位ランカーのサンドハーゲンを下し、バンタム級での評価をさらに高めた。

ボビー・グリーン vs テランス・マッキニー(ライト級)

ライト級では、ベテランのボビー・グリーンが1ラウンド残りわずかというタイミングでパンチの連打を命中させ、マッキニーからTKO勝ち(4分59秒)を奪った。ラウンド終了間際の劇的なフィニッシュは、この日のハイライトの一つとなった。

注目アンダーカード:ウィテカーが新階級デビュー飾る

前座では、元UFCミドル級王者ロバート・ウィテカーがライトヘビー級への転向初戦に臨み、ニキータ・クリロフを相手に右の一撃で顎を破壊。クリロフが続行を断念し、ウィテカーがTKO勝ちで新階級デビューを白星で飾った。

ボーナス受賞

カジノ街の夜空にサーチライトが伸びる、大会当日のアリーナ周辺のイメージ
受賞者 賞金
ファイト・オブ・ザ・ナイト ブランドン・ロイバル & ローナー・カバナ 各10万ドル
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト パディ・ピンブレット 10万ドル
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト ボビー・グリーン 10万ドル

このほか、ホロウェイやウィテカーら、最終ラウンドを待たずに勝利を決めた選手には別途フィニッシュボーナス(各2万5,000ドル)が支給されたと報じられている。

大会概要

項目 内容
大会名 UFC 329: McGregor vs. Holloway 2
開催日(現地) 2026年7月11日(土)
会場 T-Mobileアリーナ、ラスベガス、ネバダ州、米国
メインイベント結果 マックス・ホロウェイ TKO(膝の負傷)1R 1:09
関連イベント UFCインターナショナル・ファイト・ウィーク2026

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