フォーミュラ1

ラスベガスGP 2026|土曜決勝の日程と、市街地なのに順位が動く理由

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ネオンサインの並ぶ夜の大通りをコンクリートバリアと投光器で仕切った市街地サーキットを、直線の先まで見通したイメージ

2026年のF1ラスベガスGPは11月19日(木)から21日(土)、ラスベガス・ストリップ・サーキットで行われます。シーズン第21戦、残り3戦という位置づけです。

このページでは日程とセッション時刻を整理したうえで、このレースについてよく言われている「市街地コースだから予選順位が重要」という説を、F1公式の記録から実際に計算して確かめます。結論を先に書くと、ラスベガスは市街地コースのなかで例外的に順位が動くレースです。

開催概要とセッション時刻

大会名 ラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix)
開催日 2026年11月19日(木)〜11月21日(土)
ラウンド 2026年シーズン 第21戦
会場 ラスベガス・ストリップ・サーキット(アメリカ・ネバダ州)
1周 6.201km・17コーナー・50周(レース距離309.958km)
初開催 2023年
コースレコード 1分33秒365(マックス・フェルスタッペン/2025年)

スプリントは組まれていない通常フォーマットです。ただし曜日が1日ずつ前倒しになっている点に注意してください。フリー走行1・2が木曜、フリー走行3と予選が金曜、決勝が土曜です。

セッション 現地時間(PST) 日本時間
フリー走行1 11月19日(木)16:30 11月20日(金)09:30
フリー走行2 11月19日(木)20:00 11月20日(金)13:00
フリー走行3 11月20日(金)16:30 11月21日(土)09:30
予選 11月20日(金)20:00 11月21日(土)13:00
決勝 11月21日(土)20:00 11月22日(日)13:00

ネバダ州は太平洋時間で、夏時間は11月初旬に終わっているのでこの週末はPST(UTC−8)。日本との時差は17時間です。時刻はF1公式のレースハブに掲載されているスケジュールから確認しました。

ここから2つ、実務的な話が出てきます。ひとつは決勝が日本時間で日曜13:00になること。現地が土曜の夜なので、日本時間に合わせて生活している読者にとっては今季でもっとも見やすい部類の一戦です。深夜や早朝を避けられるレースは多くありません。

もうひとつは締切が1日早いことです。2026年のカレンダーで決勝が土曜に組まれているのは、9月のアゼルバイジャンGPとこのラスベガスGPだけ。優勝やポールポジションのマーケットを「日曜のレース」の感覚で置いておくと、気づいたときには締め切られています。予選も金曜20:00で、ふだんの土曜ではありません。

そしてもうひとつ、コンディションの読み方に効く点があります。フリー走行2・予選・決勝がすべて現地20:00スタートで揃っていることです。予選と決勝が同じ時間帯に行われるレースは意外に少なく、ここでは予選のコンディションがそのまま決勝の参考になります。逆に16:30のフリー走行1とフリー走行3は3時間半早く、路面の温度条件が違います。金曜のタイムシートをそのまま持ち出す前に、どのセッションの数字なのかを見てください。

ストリップ・サーキットは「市街地」の顔をしていない

全長6.201kmは現行カレンダーでも長い部類で、17コーナー。市街地コースと聞いて思い浮かべるモナコやシンガポールのような、壁に挟まれた低速の連続とは構造がまったく違います。ラスベガス大通り(ストリップ)をそのまま使う長大なストレートがあり、F1公式は平均速度がモンツァに近いと説明しています。モンツァは「スピードの殿堂」と呼ばれる、シーズンでもっとも低ダウンフォースのコースです。

つまり各チームは、ここに来るときにダウンフォースを削った仕様を持ち込みます。ストレートが速くなる代わりにコーナーでの安定が減り、前走車との速度差がつきやすくなる。追い抜きの機会が構造的に多いということです。

歴史も一応触れておくと、F1がラスベガスで走るのは2023年からですが、じつは1981年と1982年にシーザーズ・パレスGPという名前で2回開催されています。いずれもシーズン最終戦で、カジノの駐車場に作られたコースでした。今のストリップ・サーキットとは別物です。

24戦を実測した:ラスベガスは「順位が動く」側のコース

スタート位置と完走順位を線で結んだ2枚の図。左は線がほぼ平行に並び、右は線が激しく交差しているイメージ
スタート位置と完走順位を結んだイメージ。左=順位が動かないコース、右=ラスベガスのように動くコース。

ここがこのページの本題です。市街地コースについては「予選順位がそのまま結果になる」「ポールを取った側を買え」という説明が定番になっています。ラスベガスにもそれが当てはまるのかを、印象ではなく数字で確かめました。

方法は単純です。F1公式が公開しているスターティンググリッドとレース結果を突き合わせ、各ドライバーの「スタート位置と完走順位の差」の絶対値を平均します。リタイアと失格はどちらか一方の数字が出ないので除外しました。値が大きいほど、レース中に順位が入れ替わったことを意味します。同じ計算を2025年シーズンの全24戦に対して行った結果が次のとおりです。

グランプリ(2025年) 平均順位変動 24戦中の順位
オランダGP 5.22 1位
ラスベガスGP 4.80 2位
イギリスGP 4.73 3位
シンガポールGP 2.30 18位
モナコGP 2.22 20位
日本GP 0.90 24位
24戦の平均 2.93

ラスベガスは24戦中2位でした。全体平均の1.6倍以上動いています。そして注目してほしいのは比較対象です。モナコ2.22、シンガポール2.30——「順位が動かない市街地コース」の代名詞である2戦は、どちらも下位に沈んでいます。同じ市街地コースなのに、ラスベガスはその倍以上動く。「市街地だから予選が全て」という一般論は、少なくともこのコースには当てはまりません。

過去3回のラスベガスGPを同じ方法で計算すると、2023年が5.63、2024年が2.28、2025年が4.80。3回のうち2回は大きく動き、2024年だけは静かでした。だから「必ず荒れる」ではありません。正しい読み方は「他のコースより荒れる確率が高い」で、この差は買うマーケットの選び方に効きます。

ポールポジションは3回中1回しか勝っていない

順位変動の話を、もっと直接的な形で確認します。3回のラスベガスGPで、ポールポジションから優勝したのは2024年のジョージ・ラッセルだけです。

ポールポジション 優勝者(スタート位置)
2023年 シャルル・ルクレール マックス・フェルスタッペン(2番手)
2024年 ジョージ・ラッセル ジョージ・ラッセル(1番手)
2025年 ランド・ノリス マックス・フェルスタッペン(2番手)

さらに強い数字があります。3回のうち2回で、10番手より後ろから表彰台に上がったドライバーが出ています。2023年はセルジオ・ペレスが11番手から3位、2025年はキミ・アントネッリが17番手から3位。2025年にはルイス・ハミルトンも19番手から8位まで挽回しています。20台のうち17番目に並んだマシンが表彰台に届くコースは、そう多くありません。

この事実は、賭ける側にとっては単純な話につながります。優勝マーケットで前列2台に資金を集中させる根拠が、このコースでは他より弱いということ。逆に「表彰台圏内」や「ポイント圏内」といった、順位のレンジで当たるマーケットは、中団から出るドライバーのオッズが実力に対して長く付きやすい局面が出ます。

今季もっとも寒いレースであることが、そのまま理由です

F1のスリックタイヤを中央で左右に分け、左半分を冷えて表面がざらついた青い状態、右半分を発熱して艶のある橙色の状態として対比したイメージ

なぜここまで動くのか。ひとつはすでに書いたコース構造ですが、もうひとつ、ラスベガス固有の条件があります。気温です。

タイヤを供給しているピレリが公開している2025年シーズンの集計によると、シーズンを通じてもっとも低かった路面温度は、ラスベガスで記録された15℃。もっとも低かった気温はラスベガス予選中の11.8℃でした。ちなみに同じ集計での最高路面温度はジェッダの58.2℃です。同じ年の同じ競技で、路面温度が40℃以上違う。11月下旬の砂漠の夜、しかも現地20:00スタートですから、これは当然といえば当然です。

寒いと何が起きるか。F1のタイヤは適正な温度域に入って初めてグリップします。路面が冷たいとその温度域に入りづらく、しかもこのコースは長いストレートが多いので、走っている最中にタイヤの表面温度が下がっていきます。温まりきらないまま無理に走ると、ゴムの表面が細かくむしれるグレイニングが起きて、グリップがさらに落ちます。ピレリが3年連続でレンジ最軟のC3・C4・C5を持ち込んでいるのも、少しでも発熱させるためです。

ここが順位変動につながります。タイヤが温度域に入っているかどうかはラップごと・マシンごとに変わり、しかもスタート直後やセーフティカー明けのように「冷えた状態から加速する」場面で最大の差になります。マシンの速さの序列が、その瞬間だけ入れ替わるということです。追い抜きが構造的にしやすいコースでこれが起きれば、順位は動きます。

2026年の新規則で、追い抜きの量は変わったのか

ここまでの数字は2023年から2025年のものです。2026年はマシンの規則が大きく変わりました。FIAの説明ではダウンフォースが約30%、ドラッグが約55%減り、DRSは廃止されて全車が使える可動空力とオーバーテイクモードに置き換わっています。過去のデータをそのまま今年に当てはめてよいのか、という疑問が当然出ます。

これも計算できます。2025年と2026年の両方で開催され、すでに2026年に終わっている11のコースだけを取り出し、同じ方法で平均順位変動を比べました。同じコース同士の比較なので、コースの性格による違いは相殺されます。

コース 2025年 2026年
モナコ 2.22 3.88
カナダ 2.94 3.94
日本 0.90 1.95
オーストラリア 4.50 3.12
中国 4.00 2.67
11コースの平均 2.84 2.81

個々のコースは上にも下にも1.5前後動いていますが、11コースを合計した平均は2.84から2.81へ、0.03しか変わっていません。規則の全面改訂を経ても、レース中に順位が入れ替わる総量はほぼ同じだった、ということです。

したがって、2023年から2025年のラスベガスの数字は2026年の目安として使えます。ただしコース単位では動いているので、絶対視はしないでください。モナコが1.66も増えたことは、少なくとも「新規則で追い抜きが減った」という方向ではないことを示しています。

順位が確定するのはチェッカーの瞬間とは限りません

最後に、このレースが実例を作った注意点をひとつ。

2025年のラスベガスGPでは、レース後の技術検査でランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台が失格になりました。マシン底面のスキッドブロック(プランク)の摩耗が規定を超えていたためです。規定では10mmの板が1mmの摩耗までしか許されず、実測はノリスが8.88mmと8.93mm、ピアストリが8.74mmから8.96mmでした。

ノリスはコース上では2位、ピアストリは4位でチェッカーを受けています。つまり表彰台の顔ぶれが、レースが終わったあとに変わりました。3位でゴールしたキミ・アントネッリはそのまま3位ですが、繰り上がりで表彰台が別の意味を持ち、ポイント圏内の顔ぶれも下までずれています。

賭ける側にとっては清算の話です。表彰台圏内、ポイント圏内、ドライバー同士のヘッド・トゥ・ヘッドは、いずれもこの種の裁定で結果が変わります。各サイトの規約で「公式結果」がどの時点を指すのか——チェッカー直後の暫定順位なのか、抗議期間が終わった後の確定順位なのか——を、賭ける前に確認しておいてください。サイトによって扱いが違い、後から訂正が入る場合もあります。

どこで賭けるか

F1を扱うサイトは多いものの、グランプリごとに並ぶマーケットの数には差があります。優勝と表彰台圏内はどこでも置きますが、ヘッド・トゥ・ヘッドやピットストップ関連まで用意するかはサイト次第です。このページで書いた「順位のレンジで当たるマーケット」を使うつもりなら、賭けたいマーケットが実際に出ているかを先に確認してください。

22BET

取り扱い競技数の多さが強みで、F1も各グランプリで複数のマーケットを用意します。キュラソー当局の登録簿ではドメイン 22bet.com に紐づく免許保持者は TechWave B.V.(会社番号165594)、ライセンス OGL/2024/1653/0930 です。

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ボンズカジノ(BONS)

日本語表示と24時間の日本語チャットに対応しているので、マーケット名や清算条件を日本語で確認できます。登録簿では Owl In N.V.(会社番号151201)名義、ライセンス OGL/2024/774/0362。

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入出金が暗号資産中心で、居住国の決済事情で送金に手間がかかる場合に向きます。スポーツブックはF1を含む主要マーケットをカバー。登録簿では Medium Rare N.V.(会社番号145353)名義、ライセンス OGL/2024/1451/0918。

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まとめ

2026年のラスベガスGPは11月21日(土)現地20:00=日本時間11月22日(日)13:00決勝、シーズン第21戦です。押さえておくべき点は4つ。

  • 決勝が土曜。日程が丸1日前倒しなので、マーケットの締切も1日早い
  • 市街地コースだが順位はよく動く。2025年は24戦中2位の平均4.80で、モナコ2.22・シンガポール2.30の倍以上
  • ポール発進の優勝は3回中1回。うち2回は10番手より後ろから表彰台が出ている
  • シーズン最低の路面温度15℃(ピレリ集計)。タイヤが温度域に入るかどうかがラップごとに変わる

他のグランプリの日程はF1の日程・結果一覧から確認できます。第19戦のメキシコGP、最終戦のアブダビGPもあわせてどうぞ。賭ける前には必ずご自身の居住国・地域の法律とサイトの利用規約をご確認ください。18歳未満(居住地によっては21歳未満)の方はご利用いただけません。

よくある質問

2026年のラスベガスGPはいつ開催されますか?

2026年11月19日(木)から21日(土)まで、ラスベガス・ストリップ・サーキット(アメリカ・ネバダ州)で開催されます。シーズン第21戦です。決勝は11月21日(土)現地20:00スタート。フリー走行1・2が木曜、フリー走行3と予選が金曜という、曜日が1日ずつ前倒しの日程になっています。

決勝は日本時間で何時からですか?

日本時間では11月22日(日)13:00スタートです。ネバダ州は太平洋標準時(UTC−8、夏時間は11月初旬に終了)で、時差は17時間あります。予選は日本時間11月21日(土)13:00、フリー走行はそれぞれ11月20日(金)09:30・13:00、11月21日(土)09:30です。現地が土曜の夜なので、日本時間に合わせて生活している場合は深夜も早朝も避けられる、今季でもっとも見やすい部類の一戦になります。

なぜ決勝が日曜ではなく土曜なのですか?

ラスベガスGPは現地の土曜夜に決勝を行う日程で組まれており、週末全体が1日前倒しになっています。2026年のカレンダーで決勝が土曜に置かれているのは、9月のアゼルバイジャンGPとこのラスベガスGPの2戦だけです。賭ける側にとって実務的に効くのは締切で、優勝やポールポジションのマーケットは「日曜のレース」の感覚でいると締め切られています。予選も金曜20:00(日本時間土曜13:00)で、ふだんの土曜ではありません。

ラスベガス・ストリップ・サーキットはどんなコースですか?

全長6.201km・17コーナーの市街地コースで、決勝は50周(309.958km)です。ラスベガス大通り(ストリップ)をそのまま使う長いストレートがあり、F1公式は平均速度がモンツァに近いと説明しています。したがって各チームは低ダウンフォース仕様を持ち込みます。コースレコードは2025年にフェルスタッペンが記録した1分33秒365。F1としての初開催は2023年ですが、1981年と1982年にはシーザーズ・パレスGPという別のコースで開催されていました。

ラスベガスGPではポールポジションはどのくらい有利ですか?

過去3回でポール発進から優勝したのは2024年のジョージ・ラッセルの1回だけです。2023年はポールのルクレールが2位、2025年はポールのノリスがレース後の技術検査で失格になり、いずれも2番手発進のフェルスタッペンが勝っています。さらに3回のうち2回で、10番手より後ろから表彰台に上がったドライバーが出ました(2023年ペレス11番手→3位、2025年アントネッリ17番手→3位)。F1公式のグリッドと結果から平均順位変動を計算すると2025年は4.80で、24戦中2位。モナコ2.22・シンガポール2.30と比べて倍以上動きます。

寒さはレースにどう影響しますか?

ピレリが公開している2025年シーズンの集計では、シーズン最低の路面温度15℃と最低気温11.8℃(予選中)がいずれもラスベガスで記録されています。同じ集計での最高路面温度はジェッダの58.2℃なので、差は40℃以上です。F1のタイヤは適正な温度域に入らないとグリップせず、長いストレートで表面温度が下がるうえ、冷えたまま無理に走ると表面が細かくむしれるグレイニングが起きます。ピレリが最軟のC3・C4・C5を持ち込むのはこのためで、タイヤが温度域に入っているかどうかがラップごと・マシンごとに変わることが、順位が動く理由のひとつです。