JRAの10競馬場ガイド|各競馬場の特徴とG1・コースの違いを解説

公開日:2022年5月7日 更新日:2026年7月23日 執筆者:ハマリ タカヤシ
夜間照明の下、芝の直線を正面に向かって走る競走馬の集団のイメージ

JRA(日本中央競馬会)は、全国10か所の競馬場でレースを開催しています。同じ中央競馬でも、コースの形や直線の長さ、坂の有無は競馬場ごとに大きく異なり、それが各レースの傾向や見どころを生み出しています。この記事では、JRAの10競馬場をそれぞれの特徴とともに紹介します。

芝・ダートのオーバルとスタンドを備えた大規模な日本の競馬場の空撮JRAの主要競馬場は芝・ダートの複数コースと大観衆を収容するスタンドを備える

JRAの10競馬場一覧

競馬場 所在地 主な特徴・G1
東京競馬場 東京都府中市 長い直線。ダービー・ジャパンCなど最多のG1
中山競馬場 千葉県船橋市 短い直線+急坂。有馬記念・皐月賞
京都競馬場 京都市伏見区 2023年リニューアル。菊花賞・マイルCS
阪神競馬場 兵庫県宝塚市 ゴール前の坂。大阪杯・桜花賞・宝塚記念
中京競馬場 愛知県豊明市 左回り。高松宮記念・チャンピオンズC
札幌競馬場 北海道札幌市 洋芝・小回り。夏競馬の舞台
函館競馬場 北海道函館市 洋芝でJRA最小規模。夏の名物
福島競馬場 福島県福島市 小回りでスピードが問われる
新潟競馬場 新潟県新潟市 日本唯一の直線1,000mコース(千直)
小倉競馬場 福岡県北九州市 小回り・平坦。夏・冬の開催

G1が開催される主要競馬場

JRAのG1の多くは、東京・中山・京都・阪神・中京の5場で開催されます。

東京競馬場

東京都府中市にあるJRAを代表する競馬場です。芝の直線が約525メートルと長く、瞬発力と底力の両方が問われます。日本ダービー、ジャパンカップ、天皇賞(秋)、安田記念など最も多くのG1が行われる「競馬の聖地」です。

中山競馬場

千葉県船橋市にある関東のもう一つの主要競馬場。直線が短くゴール前に急坂があり、先行・パワー型が有利になりやすいのが特徴です。年末の有馬記念や皐月賞、障害の最高峰・中山大障害の舞台でもあります。くわしくは中山競馬場の解説記事もご覧ください。

京都競馬場

京都市伏見区にある伝統ある競馬場で、2023年4月に大規模リニューアルを経てグランドオープンしました。外回りコースの3コーナーにある下り坂が特徴で、菊花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップなどのG1が行われます。

阪神競馬場

兵庫県宝塚市にある関西の主要競馬場。中山と同じくゴール前に坂があり、タフさが求められます。大阪杯、桜花賞、宝塚記念に加え、2歳王者を決める阪神ジュベナイルフィリーズ・朝日杯フューチュリティステークスも開催されます。

中京競馬場

愛知県豊明市にある左回りの競馬場。急坂を含むタフなコースで、春の短距離G1・高松宮記念と、年末のダート王決定戦・チャンピオンズカップという2つのG1が行われます。

個性豊かなその他の競馬場

緑の山々を背景に芝コースを走る競走馬が見える地方の競馬場札幌・函館など、自然に囲まれたローカル競馬場は夏競馬の風物詩

G1こそ開催されないものの、それぞれに個性を持つ競馬場も見どころ満載です。

  • 札幌競馬場(北海道):小回りで、洋芝を使うのが特徴。夏競馬の中心地で、札幌記念などが行われます。
  • 函館競馬場(北海道):洋芝を使うJRA最小規模の競馬場。夏の名物開催として人気です。
  • 福島競馬場(福島県):小回りでスピードと立ち回りが問われるコース。七夕賞などが行われます。
  • 新潟競馬場(新潟県):日本で唯一、芝の直線だけを走る「直線1,000m(千直)」コースを持つユニークな競馬場です。
  • 小倉競馬場(福岡県):小回り・平坦のコースで、夏と冬に開催されます。九州唯一のJRA競馬場です。

競馬場ごとの特徴を知ると予想に役立つ

同じ馬でも、直線の長さや坂の有無によって走りやすさは変わります。たとえば「直線が短く小回りの中山は先行馬向き」「直線が長い東京は差し・追い込みも決まりやすい」といったコースの傾向を押さえておくと、オッズに対して有利な馬を見つけやすくなります。応援したい競馬場や得意なコースを見つけることも、競馬を長く楽しむコツのひとつです。

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